再発を防ぐために

固定観念のない医師を選ぶ

精神疾患は再発しやすい傾向にあり、うつ病も然りです。まず治療の要となる薬の服用は、医師の指示を必ず守ることが大事です。すっかり良くなったと感じても、薬の効能が現れているだけかもしれません。勝手に服用を止めてぶり返す人もいるので、注意してください。症状がすっかり良くなる寛解状態に入っても、副作用がなければ量を変えずに4ヶ月から9ヶ月以上飲み続けることが勧められています。これは病相が反復するたびに再発率が上がっていくためです。人によっては回復後2年以上薬を飲み続けなくてはいけない場合があります。それから、うつ病の発症のきっかけと考えられるストレスについて理解し、見つめ直すことも重要です。そして再び引き金にならないよう、そのストレスに対処する方法を見つけます。本来ストレスはあっても問題のないものですから、対処法としては物事の考え方や捉え方を変えるのが手っ取り早い方法です。悪い点が目に付いても、良い点にも注目していくクセを付けるなど、工夫してみてください。このような方法を見に付けるための精神療法を行うクリニックもあります。精神科の医師は精神医学を学び、うつ病の治療に当たっています。精神医学で言われるのは、生物学的、心理学的、社会学的の3つの要素で多角的に患者を診よということです。うつ病では、この3つの要素が絡み合い不調を来たしている可能性が高いので、いずれか1つの要素に的を絞って原因を決め付けてしまうことは危険です。初診時には尊厳ある人間として接してくれるか、心に寄り添うように話に耳を傾けてくれるかをチェックしてみてください。また、勝手に話を解釈せずに、分からないところがあれば質問してくれる医師は優良と言えます。初診のカウンセリングは1時間程度は必要という考え方もありますが、技量が十分な医師であればそこまで必要でない場合も多いです。量より質と考えるのが正解かもしれません。そして治療の要となる抗うつ剤については、軽症の場合は副作用と作用を天秤にかけて考え、薬を処方しないケースもあります。抗うつ剤はすぐに効果が現れないので、投与が難しい部類の薬です。副作用などの問題があったときにすぐ対処してくれる医師が望ましいでしょう。

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